生活代謝とは
今回は、生活代謝についてです。最近では食べて痩せることがトレンドになっています。そのためには、基礎代謝だけではなく生活代謝量について考える必要があります。それぞれを上手く生活に取り入れていく方法を記してまいります。
生活代謝は、動いて消費するエネルギーの総和です。基礎代謝は、何もしない状態で身体から排出されるエネルギーの総和です。筋肉量を増やし基礎代謝をあげるには一定の時間を要します。豊食といわれる現在、摂取した増加分を毎日の活動レベルをコントロールすることにより体重や体調を調整出来る身体になることが健康管理には必要です。
運動とエネルギー消費量
人は身体活動や運動を行う時にエネルギーを消費します。1日に消費するエネルギー量のうち、基礎代謝量は約60%、食事による代謝量が10%、残りの30%が生活代謝量です。生活代謝を上げるためには、通常の規則正しい行動にプラスアルファーが必要です。バスに乗らずに歩いたり、エスカレーターに乗らずに階段を利用するなどです。
1回の運動で消費されるエネルギー量は、体格・運動強度・運動時間で決まります。同じ運動強度の運動を同じ時間だけ行ったときには、体格の小さい人よりも大きい人の方が消費エネルギーは大きくなります。短距離走などの運動強度の高い運動とウォーキングなどの比較的運動強度の低い運動を同じ時間行うのでは、運動強度の高い運動の方がエネルギーの消費量は大きくなりますが、運動強度の高い運動では疲労も大きく、長い時間続けることはできません。比較的運動強度の低い運動では時間当たりのエネルギー消費量は少ないですが、長い時間運動を続けることが可能です。ご自身の環境や目的をふまえ、継続できる方法を見つけることが大切です。
スポーツジムを利用して日常に運動を取り入れよう
ジムの利用時間を調べた面白い論文があります。それによると健康管理を目的とした人々のジム利用時間を60分と答えた人が最多で全体の60%を占めております。着替えやシャワーを含めた時間ですので実際には40分くらいでしょうか。筋肉トレーニングのみであれば5〜6種目、有酸素運動を合わせると2〜3種目と20分程度と考えられます。回数は週に2回が最多でした。これくらいの頻度と内容でコントロールが出来ている、そして体調や体型に満足している方々がほとんどのようです。身体を動かすことによって食を楽しみ、充実した生活を感じ、楽しい毎日を過ごすことができるということです。今後は風の時代が到来するといわれています。自由な発想とストレスの少ない生活のために運動を取り入れていく時代がきているのかもしれません。
次回は睡眠について記してまいります。日中のパフォーマンスを上げるためにも睡眠は大切です。睡眠をしっかり取るとダイエット効果もあるようです。
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