身体のコントロールの中心が運動により培われています
ある著名なスポーツトレーナーは、自分の母親が90歳を過ぎて寝たきりであったところ、毎日少しずつトレーニングをさせて、100歳を超えてから片足でスクワットできるまでに回復させたそうです。筋肉量は成長と共に増えていき、そのピークは20歳頃です。そこから筋肉量は徐々に減り始め、70代になると20代の4割程度まで減ってしまいます。減り方には個人差もありますが、30~50代に運動をあまりせずに過ごすと、筋肉が急激に減少し早死にするリスクが高まるとの報告があります。最近の研究では、年齢を重ねても運動によって筋肉量は維持ではなく増えることがわかっています。75~84歳の高齢者の歩く速さと「10年後の生存率」を調べた研究によると、「普通以上の速さで歩けるグループ」と「歩行速度が遅いグループ」とでは、10年生存率に約3倍もの開きがあったそうです。つまり「筋肉量が多い人」ほど長生きできる可能性が高いということです。
健康寿命に最も貢献するのが筋肉量である
健康のために「生活改善をしましょう」という話はさんざん聞いております。生活は食事やサプリ、運動、睡眠と気にかけなければいけないことが多すぎて、ちょっと面倒になってしまいますが、バランスの中心にあるのが運動であると考えられています。例えば、サプリメントだけを摂取しても体組成は変わりませんが、運動や食事と組み合わせると効果を発揮します。また、睡眠の改善を頑張ってもそれ以外の一日の過ごし方を考えないと良質な睡眠は得られれません。身体を動かす事によってエネルギーを消費し食事がしっかり取れる環境が良質な睡眠には必要です。代謝もあがるため、体内の全ての細胞が活性化し、睡眠の質も向上するわけです。「あらゆる要素の中で、健康寿命に最も貢献するのが筋肉量である」この事実は、は全てのバランス向上によって成り立っているわけですね。
健康と豊かな人間関係
どのようなライフスタイルが健康や長寿につながるのかという点が分析されてきました。人とのつながりを多く持ち、交流することが健康にプラスの効果が大きかったという結果がでております。つながりが多い人ほど、さまざまな健康に関する情報や支援を得るチャンスが多いだけでなく、そのつながりが新たなつながりを生み、人間関係を豊かにするというプラスの効果があります。 ハーバード大学のロバート・ウォールディンガー教授とブリンマー大学のマーク・シュルツ教授は、80年以上続くハーバード成人発達研究から、「人とのつながり、特に心の通う人間関係が人生や老いのつらさから私たちを守ってくれる」と指摘しています
ご友人とお食事に行かれたり、お話をしたりなど、楽しい時間は生活に活力を与えてくれます。身体が資本というわけです。動ける身体が人生を豊かにしてくれる大切なパートナーですね。
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