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心とからだの健康づくり新聞

安らかな気持ちになるために

ストレスと健康被害
コロナ禍以降私たちの生活には様々な変化が起こりました。人は、一度変わったサイクルを変えることも、戻すこともストレスに感じます。コロナ禍における最大の障害は、行動範囲がせばまることによる健康被害であるとハーバード大学の論文に記されております。日本でも高血圧や糖尿病など、生活習慣病を新たに患った方々が増えました。今回は、新しい環境へ身体を馴染ませることにより生じるストレスを、少しでも少なくできる方法を記してまいります。

幸せホルモン「セロトニン」
幸せホルモンという言葉をお聞きになったことがありますか。私たちの心身を穏やかにし、毎日を気持ちよく過ごすために欠かせない脳内神経伝達物質です。私たちの脳は、様々な臓器からの信号を受け感情を生み出しています。幸せホルモンであるセロトニンは、嬉しいや楽しいなど幸福感を生み出すことで、心身の安定を手助けしてくれます。また、自律神経のバランスを整え、自己肯定感を高めてくれます。不足すると、イライラしたりやる気が起きなかったりなどの症状を引き起こします。特に女性は月経前症候群や更年期障害など、ホルモンバランスが動く時期には感情も揺れやすくなります。

セロトニンを増やすには
セロトニンを増やす一番の方法は、午前中に太陽の光を浴びることです。太陽の光は、セロトニンの礎となるトリプトファンの生成を増やします。セロトニンは夜になるとメラトニンという睡眠ホルモンに変化し、深い睡眠に入るための準備を始めます。スムーズにメラトニンへと変化できるように、午前中に太陽の光を浴びることは大切です。生成したトリプトファンを上手に吸収し、脳や体内に送るのが腸の役目です。トリプトファンが腸内細菌のはたらきによりセロトニンの礎を生成し脳へと伝達され、脳内でセロトニンへと変化します。腸内の環境が乱れていると、トリプトファンの吸収が低下します。疲労がたまると便秘になる、不安や緊張が続くとお腹が痛くなるなどもその現象のひとつです。そのためには、善玉菌を増やすために発酵食品や食物繊維を摂り、悪玉菌が増えないように脂や添加物を控えることが重要です。規則正しいバランスの取れた食生活が大切です。

感情リセット術を身に付けてストレス軽減
近年の脳科学研究によって、感情はホルモンに起因することがわかってきました。苦しい状態ではストレスホルモンであるコルチゾルが分泌され、身体はストレスを感じます。楽しい状態では、幸せホルモンが分泌されストレスを軽減します。また、感動し涙を流した時や座禅や瞑想などによってもセロトニンは活性化します。脳内物質を操る感情リセット術を身につければ、ストレスを軽減することができるのです。

愛情ホルモン「オキシトシン」
幸せホルモンには、その他オキシトシンやエンドルフィンなどがあります。オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれており、母親が育児に専念できるように落ち着きを高める働きがあり、家族団欒やスキンシップなどで分泌が高まります。また、エンドルフィンは、ウォーキングや筋肉トレーニングなどにより分泌されます。ランナーズハイの状態では、このホルモンが盛んに分泌されております。

幸せホルモンで楽しい人生を
幸せホルモンは、自律神経系を活発にし精神的な安定が得られます。また、血流や血色が良くなるため皮膚の活性化を促進し、保湿効果や美容効果を高めてくれます。運動をしたり日々の生活を楽しむ事が、幸せホルモンの分泌を促進し、ストレスの軽減や美容効果のアップにもつながるわけです。幸せホルモンをコントロールして楽しい人生を過ごしていきたいですね。

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