お役立ちコラム - 益子整形外科

お役立ちコラム

いつまでもトレーニングを

2016/01/07
  今回から少し医療に沿った話をさせて頂きます。元気にいつまでも生活していたいという方が増えています。そのような方やご家族に参考にして頂ければ幸いです。

今回の質問です。
最近あまり歩かなくなってきて足腰が弱くなっているのを感じる。何か良い方法は無いか?

寒くなってきて外に出るのが億劫な季節ですからこの時期はこのような方が増えてきます。
ご本人からお話を頂くこともありますし、ご家族がいらして相談されることも多いです。前回より少し高齢の方を対象にしたお話です。

目標は全身の筋力を特に下肢と体幹の筋力を日常生活が可能なレベルまでアップさせることです。

まずはなるべく杖などに頼らないことです。杖を使うと負担が減り歩き易くなりますが、確実に筋力は低下していきます。最初は立って身体を支えることからで十分で、少しずつ負荷を掛けていく事が大切です。立ち上って身体を支えることが出来るようになってきたら歩く練習です。屋内で構いませんからゆっくり焦らずに可能な範囲で少しずつ行います。今まで使っていなかった筋肉を動かしますから痛みを伴うこともあるかもしれませんが、継続すれば確実に筋力はアップします。

ご自身の力で少しずつ歩けるようになりましたら、毎日でも取り組める運動を見つけましょう。運動といいましても散歩で十分です。以前トレーニングについて書いた時に、人の筋力はその方の生活に必要な分だけ備わっている  という話をしました。使わなくなると筋力はどんどんと低下します。ですから散歩を定期的に行い筋力を回復することはとても重要です。筋肉が隆々となることはありませんが、確実に日常生活で必要な筋力が獲得できます。一般の方にとって歩くという動作は当たり前の事かもしれませんが、リハビリとして歩くという練習はトレーニングそのものです。そのため歩行後に筋肉の張りや痛みを訴える方が出てきます。しっかりとした準備体操や歩行後のケアは大切です。歩くことに慣れてきたら少し歩幅を広くとるようにすると、腰から大腿部裏側の筋肉をストレッチする事が出来ます。更に骨盤を前に出すようにし背筋を伸ばして歩くと、背筋や骨盤周囲のインナーマッスルを鍛える事が出来ます。この様にプラスαの工夫でさらに効果的な散歩になりますので試してみて下さい。楽しく生活するために少しの努力を  ですね。

時間は掛かるかもしれませんが、確実に筋力は回復していきます。
焦らずゆっくりと前進することが大切です。

最近の研究では筋力と骨の強さが比例している事がわかってきました。骨が弱くなり変形が起こると、筋肉の走行が変わり力を発揮しにくくなってしまいます。筋肉は一生成長させる事が出来ますが、骨は年令を重ねると脆くなってしまいます。次回は年令と骨密度の関係について書きたいと思います。


 
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