お役立ちコラム - 益子整形外科

お役立ちコラム

なかなか取れないお腹の脂肪はこんな方法で

2015/10/15
  今回からは少しずつ応用編に入ります。とはいいましても基本的なことを組み合わせるだけです。

今回の質問です。

ジムに週2日行って、食事制限もしているのに上手く理想のスタイルにならない。何故?

この方は、数ヶ月に一度来院される40代女性の方です。凄く意識が高い方で、とても勉強熱心です。理想は引き締まった健康的な身体で、括れたウエストと適度な筋肉を持ったボディを目指しています。


身体の大まかな構造は、筋肉が骨につきその上に脂肪がのっている状態です、筋肉は姿勢を作り、脂肪がボディーラインを作っています。そのため単純に脂肪を減らしても綺麗なボディラインにはなりません。筋肉と脂肪のバランスが重要なんです。


そこで筋肉細胞と脂肪細胞の構造と変化をエネルギーの移動をふまえて考えてみたいと思います。

体内に入ったグリコーゲン(エネルギー)は、筋肉細胞や脂肪細胞に蓄えられます。そして、必要な時に分解され、エネルギーとして消費されます。

最初に筋肉中に蓄えられたグリコーゲンがエネルギーとして使用され、次に筋肉中のグリコーゲンが足りなくなってくると、脂肪細胞中のグリコーゲンが使用されます。

筋肉細胞では、エネルギーが頻繁に出し入れされているため、筋肉が合成されている時間より分解されている時間の方が長く、逆に脂肪細胞は、貯蔵庫の意味合いが強いため、合成している時間が分解している時間より長いのです。
このため筋肉細胞は萎縮しやすく、トレーニングを行っていても肥大化がゆっくりしか進まず、逆に脂肪細胞は分解が進まないのです。


このことからわかるように、脂肪細胞を分解し燃焼させるには、エネルギーを放出する必要があるのです。そのためには筋肉細胞を肥大化させ基礎代謝を高めることがとても重要です。さらに筋肉細胞が分解された後、少しでも早く回復させるため、筋肉細胞の主成分であるタンパク質の摂取が大切なのです。



今回の答えです。

ウエストを絞る事に集中する余り、体幹のトレーニングに時間を割き過ぎていました。そのためトレーニングに時間を掛けている割には筋肉のバランスが悪く、代謝を上げることが出来ていませんでした。また、食事も低炭水化物、低脂質を心がけていたため、体がその状態に慣れてしまっていたんです。このように代謝が下がり悪循環に陥ってしまう例は多いです。継続的に代謝をあげ、脂肪細胞を燃焼しやすくするための食事とトレーニングの方法を指導しました。

まずトレーニングは肥大化が目的ではなく、全身をバランスよく鍛えるため多関節運動を中心に行いました。逆に体幹トレーニングは、今まで上中下の腹筋と両側の腹斜筋合わせて5種目を行っていましたが、中部の腹筋のみとしました。これは下肢の多関節運動をすることにより、同時に腸腰筋や腹直筋を鍛えることが可能だからです。元々単関節運動中心のトレーニングをされていましたが、多関節運動を取り入れることにより種目も減らせたそうです。

食事も筋肉のバランスを整える事と脂肪の蓄積を抑えたメニューがメインです。元々朝食は余り食べられない方でしたが、質より量を重視し制限なくとられております。昼食は時間の問題等がありますから何も変えておりません。夕食は逆に量より質を重視し、高タンパク低炭水化物低脂質の食事に変更しました。唯一タンパク質の摂取量は厳密に管理し、体重が約50キロのため1日約100グラムを必ず摂取しております。トレーニング後にはBCAAとプロテインを服用し、筋肉の回復をロス無く行えるようにしております。

目的が筋肉の肥大化ではなく、全身のバランスを重視していたため、トレーニングは余り追い込まなくても十分に結果は出ています。食事は、以前より大分楽になりストレスもほとんど無いようです。

次回はもう少し広くスタイルについて書きたいと思います。
 
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